MARUYAMA PRINTING CO.,LTD.

【技術情報2013年3月号】

印刷用紙について

印刷には紙とインキが不可欠です。
今回から数回、印刷に使われる紙について説明いたします。

上質紙やアート紙、コート紙といった名前は皆さんも聞かれたことがあると思いますが、どんな紙なのでしょうか。

まず、上質紙というのは難しくいうと「化学パルプ100%で抄造された用紙」ということになります。書籍に使用されるクリーム色をした「書籍用紙」もこの仲間です。
この上質紙に白土(含水珪酸アルミニウムを主成分とする粘土鉱物)や炭酸カルシウムを主材料とした塗工剤をコートしたものがアート紙やコート紙と呼ばれるものになります。
アート紙で片面20g/m2、コート紙で片面10g/m2の塗工剤がコートされています。
また、表面がツヤ消しになった「マットコート紙」もあります。
ちなみにコピー用紙は一見上質紙に見えますが、厳密にいうと上質紙と全く同じものではなく、コピー機の熱(190°Cぐらい)が加わって水分が蒸発してもカールや波打ちが出ないように含有湿度が元々低く設定されています。

では紙の厚みはどのように表現されるのでしょうか

皆さんは90kgや110kgと重さで表示されているのを見たことがありますでしょうか?
実は紙は重さで厚みを表現しているのです。
紙は薄く、製造上のバラツキも大きいので一般的には1枚単位での測定は不可能です。
そこで紙は薄紙ではサイズごとの1,000枚単位、ボール紙等の厚紙では100枚単位(この単位を“連”といいます)の重さで厚みの測定に換えているのです。
例えばコート紙の四六判で110kgというと788mm×1,091mmのサイズの紙が1,000枚(1連)で110kgということです。
印刷用紙には様々なサイズがあり、面積が変わると当然1連あたりの重さも変わってきます。
先程の四六判110kgは菊判で換算すると76.5kgになります。

皆さんのよく目にされるものでは新聞に入っている折込チラシ(ツルツルした紙)でコートの50kg程度、写真の入ったポスターでアート紙の110kg~135kg程度のものがよく使われます。

ポスターは室内貼りと外貼りでは用紙が異なり、外貼り(特に選挙の候補者ポスター)では耐水性のある特殊紙が使用されることがあります。

ひとくちに“紙”と言っても用途や風合いによって様々な種類、厚みがありますので、印刷物作成の際にお困りのことがあればお問い合わせ下さい。



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