MARUYAMA PRINTING CO.,LTD.

【技術情報2014年11月号】

紙のサイズについて(その2)

先月は印刷物の紙サイズとしてA列、B列の話をさせていただきましたが、今月はそれらを印刷する場合の用紙サイズの話をさせていただきます。

ご存知かとは思いますが、印刷物を制作する場合、仮にA4であれば家庭用プリンターのようにA4サイズの用紙に印刷を行うのではなく、大きいサイズの用紙にたくさん配置して印刷し、印刷後に断裁してA4サイズに仕上げます。
印刷する場合、断裁してA列、B列などの正規寸法にするために加工用の余白をとったり、印刷機が用紙を固定する為に掴む部分(“クワエ”といいます)が必要になりますので、印刷用紙はA列、B列などの正規寸法より一回り大きいサイズとなっています。

A列の印刷物を印刷する為に使用する用紙は「菊判」というサイズで、A1サイズの594×841mmに対して636×939mmです。
このサイズは明治中期、東京日本橋の川上正助店という会社が新聞用の用紙をアメリカから輸入したのが始まりと言われます。この輸入紙のラベルに付いていた商標がダリヤのマークであり、新聞用に輸入したことから「聞く」→「菊」の語呂合わせで「菊印」として売り出したことから「菊判」と呼ばれるようになりました。
もともと新聞用紙として輸入をはじめましたが、単一用途では不経済なので拡販努力の結果、一般用としても広がりました。

それに対し、B列の場合はB1サイズの728×1,030mmに対して788×1,091mmサイズの「四六判」というサイズが使用されます。
江戸時代、徳川御三家で使用されていた美濃和紙から作られる書籍のサイズが4寸2分×6寸2分で、この4寸×6寸のサイズから「四六判」と呼ばれていました。
明治になってイギリスから輸入された洋紙のクラウン判の倍判(31in×43in)が、日本の標準判であった美濃和紙を8面とれるサイズであったことからそのまま「四六判」として受け入れられるようになりました。

※サイズの由来については諸説あります。



このページのTOP